2013.8.9 | アスベスト処理事業を本格化 |
永大産業株式会社(本社:大阪市、社長:大道正人)は8月から、本格的なアスベスト処理事業に着手いたします。
アスベストの安全な処理が急務となるなか、当社では、独自の技術を活かして石綿飛散防止剤「アスブロック」を開発し、また社内に専門部署を置くなど、事業の本格化に向けて準備を進めてまいりました。
当社は、アスベスト処理に不可欠な業務を、環境測定から薬剤の開発、工事まで一貫して行うことで、お客様に対し安心かつ満足度の高いサービスを提供するとともに、アスベストの安全な処理を通じて、なお一層、社会に貢献していきたいと考えております。
【 事業化の背景 】
環境省によると、今後、解体時にアスベスト処理が必要な民間の建物は100万棟を超えると見られ、その市場規模は8兆2000億円(鉄骨構造、鉄筋コンクリート構造合計)にのぼると推定されています。
国は法改正を行い、アスベスト処理に対する取り組みの強化を図っていますが、現場における安全対策は、まだまだ多くの課題を残しているのが実状です。
こうしたなか、当社は気中濃度測定(環境測定)をはじめ、自社による処理薬剤(アスブロック)の開発と販売、さらに安全な工法(アスブロック工法)で、一貫したサービスを提供できる体制を整えました。また、この7月には処理事業を担当する専門部署「環境事業室」を設け、社内における推進体制を強化いたしました。
安全な処理技術とサービスを確立した当社は、このアスベスト処理事業を成長産業と位置づけ、今後、この事業を大きく伸ばすとともに、アスベストの安全な処理を通じて、なお一層の社会貢献を図っていきたいと考えております。
【 具体的な取り組み 】
当社が事前調査から工事完了までを責任施工いたします。既存の処理業者とも提携して、処理薬剤「アスブロック」の販売や「アスブロック工法」の技術指導を行います。
【今後の展開】
実績を積み上げ、入札への参加にも取り組んでまいります。さらに状況を見ながら、人員の増強も行い、アスベスト処理事業の拡大を目指します。
【処理薬剤と工法の特長】
■「アスブロック」の概要
1.石綿飛散防止剤「アスブロック」は、従来の処理薬剤に比べてアスベストへの浸透性が高く、優れた飛散防止性を持ちます。固化した薬剤は水分による影響を受けにくく、耐久性に優れています。
また封じ込め処理後は、元来の優れた特性(耐火性・耐熱性)を殆ど低下させません。
2.「アスブロック」は揮発性有機化合物(VOC)を含まず、無臭かつ不燃性の水溶性無機剤で、取り扱いが容易で安全です。着色も可能です。
■「アスブロック工法」の概要
1.「アスブロック工法」は、当社独自のスプレーシステムにより安全施工が可能です。また着色できる「アスブロック」を用いて、アスベストの処理状況(処理範囲、浸透深さ)を目視で確認できます。
2.アスベストの気中濃度測定を、封じ込め・除去処理作業前後に実施し、分析結果を報告します。またご要望により、封じ込め処理施工後の経過測定にも対応いたします。
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