2019.10.29 ニュースリリース
山口県で初の開催
「みんなで車いすアメフトを楽しもう in 平生」
永大産業株式会社(本社:大阪市、社長:枝園統博)は10月26日、一般社団法人 日本車いすアメリカンフットボール協会(大阪市、糸賀亨弥代表理事)との共催で、山口県では初となるイベント「みんなで車いすアメフトを楽しもう in 平生」を開催いたしました。
この車いすアメフト(正式名称:Wheelchair Football)とは、同協会が開発したアメリカンフットボールをベースとするインクルーシブ・スポーツ(※)であり、名称に「車いす」とありますが、競技に「車いす」を使用するだけで、障がいの有無にかかわらず、その場にいる全ての人が参加できるという点が特長です。
当社は同協会とタッグを組み、昨年以降、大阪事業所のある堺市で車いすアメフトの大会「永大カップ」を2度開催いたしましたが、車いすアメフトの楽しさを広く知っていただこうと、今回、フローリングの主力生産工場である山口・平生事業所のある平生町での開催を企画したところ、自治体や団体、企業のご協力が得られ、実現するに至りました。
当日は平生町の内外から、小さなお子様~シニアまで幅広い年齢層の方々約50名が会場に訪れ、メインである車いすアメフト競技、車いすを使った介助のほか、鬼ごっこなどの遊びを体験していただきました。
今回、初めての地方開催となりましたが、参加者の関心も高く、当社では引き続き同協会の進める車いすアメフトの普及活動を支援していきたいと考えております。
※インクルーシブスポーツ:障がいのある人、ない人がともに参加できるスポーツ
開催にいたった背景
当社は、子どもからお年寄りまで誰もが安全に使用でき、バリアフリーに配慮した建材「セーフケアプラス」の開発、販売を行っております。その「セーフケアプラス」の考え方の延長線上にあった「障がいの有無にかかわらず、競技者全員が大切である」という日本車いすアメリカンフットボール協会の考え方に賛同し、2018年から継続的な支援活動を行うことにいたしました。具体的な活動として2018年11月と2019年3月に、大阪府堺市でそれぞれ車いすアメフトの大会「永大カップ」を開催いたしました。
同協会と当社では車いすアメフトの活動の幅を広げるため、当社の事業所のある山口県熊毛郡平生町で初めてとなる開催を目指しておりましたが、平生町及び平生町教育委育会にご後援いただき、また団体や企業等のご協力も得られ、実現するに至りました。
当日の催しについて
浅本邦裕平生町長の開会のご挨拶の後、はじめに体育館内を5つのエリアに分けて、車いすを使った様々な遊びを通じた体験会を行いました。これらの体験会のうち次の①と②は車いすアメフトでの基本動作を前提としたものです。
①車いす鬼ごっこ
比較的軽い力で動かせる「競技用車いす」を使って鬼ごっこを行い、車いすでの前進、後進、方向転換の仕方を体験していただきました。
②パス&キャッチ
車いすに座ったままで、うまくボールを投げたり、飛んでくるボールを受けたりする感覚やコツをつかんでいただきました。
③ボッチャ
パラリンピックの公式種目のひとつであるボッチャを楽しんでいただきました。
④フライングディスク
フリスビーの名称でかつて大流行した遊びです。力の入れ具合と投げ出す角度を工夫しながら、リング状の的を狙っていただきました。
⑤車いす介助体験コーナー
特別な器具を用い、車いすで段差(当社フローリングとパーティクルボードで製作)を越える場合のバランスのとり方を、介助する側、される側の立場で体感していただきました。
⑥車いすアメフト
①~⑤を体験していただいたのち、希望者を募ってチームを編成し、車いすアメフトの競技を行いました。
ご協力いただいた自治体、団体、企業等
後援 :平生町、平生町教育委員会
物品販売・貸与:平生町社会福祉協議会 指定就労継続支援事業所 あいあむ、NPO法人 つばさ ワークショップ未来(平生町)、株式会社松永製作所(岐阜県養老郡)
今後の展開
今回の催しに対し、参加した皆様から「来年も実施してほしい」「車いすアメフトのことがよくわかった」との感想が多く聞かれました。当社ではこれらの声を糧に、今後もこうしたイベントを通じて、同協会の目指す車いすアメフトの普及活動を支援してまいります。
<問い合わせ先>
永大産業株式会社 マーケティング部 企画課 担当:北田
電話:06-6684-3062