ご結婚を機にマイホームを計画され、昨年、自由設計で3階建て住宅を建てられたS様ご夫妻。室内ドアやフローリングなどの建材アイテムはEIDAIのショールームで理想の製品を見つけられ、多数ご採用にいたりました。ご自宅を訪ね、製品に対する感想や使い心地などを伺いました。
▲ ところどころに黒やアイアン素材を取り入れたインテリア。 レンガ風のクロスもアクセントになっています
▲ 2Fリビングの室内ドアは、ロートアイアン調の装飾が施されたタイプとシンプルな板戸タイプを同じ柄で採用。クロスも統一感を持たせ、シャービックな雰囲気に仕上げています
▲ リビングに遊び心のあるニッチ棚を発見!
2つのショールームで製品をじっくり吟味、採用へ
S様邸は2015年8月に完成。家づくりにあたっては、不動産会社にお勤めのご主人が、知り合いの建築会社である株式会社バウンティ・中村社長に相談、建築を依頼されました。
ご職業柄、住宅設備・建材に詳しいご主人。自由設計ということもあり、心から納得のいくアイテムを採用したいとの想いがあったそうです。
室内ドアや床材などの建材アイテムに関しては、中村社長からEIDAIの製品が提案され、実際に目で見て確認しようと、2015年4月にご夫婦でEIDAIの梅田ショールームを見学。その後、さらにEIDAIの体感型ショールーム「大阪ファクトリーギャラリー」(大阪府堺市)にも足を運ばれました。
「大阪ファクトリーギャラリー」はEIDAI最大の展示面積を誇り、各製品の展示はもちろん、ドアとフローリングの実物でのコーディネートや、室内空間をリアルサイズで展示。室内のイメージや製品の使い勝手まで実感できるのが特長です。住宅業界のショールームは毎週水曜を休館日とするところが一般的ですが、水曜日も営業している「大阪ファクトリーギャラリー」は、同じく水曜休みのご主人にとってありがたかったとのことで、3時間かけて館内をご夫婦でじっくり見学され、採用製品を選ばれました。
ご主人の希望に叶うアイアン風の室内ドア
家の中でとくにこだわったという2階のリビング空間の室内ドアに関しては、「トラディショナルモード」を採用されました。
「トラディショナルモード」は伝統的様式美をデザインモチーフにした製品で、細部にまでこだわった造形を施しているのが特長となっています。
階段に面した2箇所のドアには、数あるラインナップのなかから、ご主人の希望でロートアイアン調の装飾が空間を華やかに彩るFRデザインをチョイス。カラーは、経年変化によって味わいの増した木質のような風合いを表現したRH(ラスティックホワイト)柄を選ばれました。RH柄はあえて経年変化を出す仕上げにしており、少し凹凸のある手触りも特長です。
「もともと、黒やアイアン素材を取り入れたインテリアが好きで、このようなドアをずっと探していました。もともと引き戸で考えていましたので、対応できると知り、迷わず選びました。エイジングがかった柄も好みで、デザインが本当に気に入りましたね」とご主人。「トラディショナルモード」の発売が2015年4月ですので、まさにグッドタイミングでの出合いとなったようです。
採光部に用いたアイアン風の装飾は樹脂製ですが、実際に鉄から型を取っており、本物さながらの質感が魅力です。引き手は味わいのあるマットな質感のアイアン調ブラック色を採用しています。
奥さまは、開閉が静かで、手を添えなくても最後までピタッと閉まるドアの構造も気に入っているそうです。これは、引き戸に“ファインモーション機構”を標準搭載しているためで、戸を勢いよく閉めてもファインモーションがその勢いを吸収、戸が枠に当たる際の音や振動をやわらげながら閉め切ることができます。
S様邸では、2階洗面室の片開きドアと1階の引き戸には伝統的な板戸デザインが特長のZAデザインを、1階玄関収納部分の片開きドアにはWKデザインを採用。これらにも同じくRH柄を採用されました。
さらに、採用した「トラディショナルモード」のドアすべてに、通常より高さのあるハイドアタイプを選ばれました。通常のドアの高さは約2000mmであるのに対し、ハイドアは約2300mm。ドア上部の壁が少なくなるため空間を広く、すっきりと見せる効果があり、人気が高まってきています。S様邸でもドアのデザインや色柄がより強調され、天井も高く感じられます。ご主人も「ハイドアにして正解でした」とのこと。
ご主人の希望を叶えた「トラディショナルモード」。ドアに合わせてチョイスしたという古材風の木目調クロスとも相まって、モダンかつシャービックな雰囲気が漂う個性的なインテリアに仕上がっています。
部屋の用途に合わせた室内ドア選び
一方、3階の居室のドアは、木質感と異素材とのコンビネーションが特長の「アーバンモードα」を採用し、用途にあわせたデザインを選択されています。
主寝室に選んだのは、プレーンフェンスのABデザインで、落ち着きのあるMW柄をチョイス。茶系のアクリルパーツが規則的に並び、明かり窓の役割を果たすとともに、デザインのアクセントになっています。黒を基調とした部屋の雰囲気にもマッチしています。
将来、お子さまが誕生したときのために子供部屋も2部屋設けており、同じくプレーンフェイスのAAデザインを採用されました。両部屋ともナチュラルなLN柄で、白系のアクリルパーツをドア右上にリズミカルに配したデザインとなっています。
子ども部屋のつくりにもご夫婦のこだわりが感じられます。男の子仕様の部屋にはパステルドット柄、女の子仕様の部屋にはポップな花柄のクロスを取り入れるとともに、それぞれの天井には電気を消すと光るブルーの蓄光クロスを採用。すでに新たな家族を迎える準備は万全です!
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▲ 3階主寝室は建具・フローリングともにダーク系の色味に統一。レバーハンドル横のアクリルパーツは明かり窓の役割も
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▲ 子ども部屋の室内ドアはナチュラルな柄に。クロスの柄が男の子仕様と女の子仕様で異なるのも楽しい工夫です
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▲ 女の子仕様のお部屋のクロゼットは、たっぷり収納できる1.5間用を採用
▲ ほぼ全室にグレージュオーク柄のフローリングを採用。
S様邸宅のインテリアともマッチしています
フローリングは天然木に近い素材をチョイス
フローリングについては、「大阪ファクトリーギャラリー」で室内ドアとの組み合わせも試され、最終的に「リアルグレインアトム」のグレージュオーク柄をほぼ全室に採用されました。
「リアルグレインアトム」は、天然木の持つ豊かな表情をリアルに再現した製品で、それぞれの樹種の美しさを活かしたカラーをラインナップ。傷や汚れに強く、ワックスがけをしなくても美しさが長持ちします。グレージュオーク柄はゆるやかな木目の中に「白太」を入れることで優美なリズムを作り出し、さまざまなインテリアとの調和が可能です。
「床材はたくさんの種類があり悩みましたが、本物の木のような質感が気に入り、こちらに決めました。汚れがつきにくく、普段のお手入れが楽なのも嬉しい点です」(奥さま)。
室内階段の踏板はフローリングと同素材を採用することで、一体感を生み出しています。蹴込み板と側板はあえてファインホワイト色とし、階段空間に明るさと開放感を演出しました。踏板の段鼻部分には色の異なる樹脂を嵌合しており、視認性を高めることで昇降時の踏み外しを防いでいます。
S様邸では3階の主寝室のみ「リアルグレインアトム」のカルゴゼブラ柄を選択。黒色の天井やアイアン製の家具ともよくマッチする色味で、他の部屋とは一味違う雰囲気を演出しています。
▲ 1坪の洗面室でも壁に埋め込む収納なら空間を無駄なく使えます。「収納量も十分で、使い勝手がよいです」と奥さま
▲ ご要望を受け、キッチンカウンターも寸法に合わせてEIDAIで製作させていただきました!
洗面室に最適な収納システム「リビングステージ スリム」
家づくりにおいては収納計画も重要な要素になりますが、EIDAIの製品をご採用いただくことで、効率的な収納を実現されています。
とくに、設計段階で悩みどころとなったのが広さ1坪程度の2階洗面室の収納でした。最終的にお悩みを解決したのがEIDAIの「リビングステージ スリム」のパウダールームプラン。奥様が「大阪ファクトリーギャラリー」で製品を見つけ、採用にいたったものです。
ご採用のプランは壁に埋め込むスリムインタイプで、壁厚を収納スペースとして有効活用できるもの。奥行130mmのキャビネットに、毎日使うタオルやバス用品などを機能的に収納できるのが特長です。入浴後の着替えの仮置きに便利な可動カウンターと可動式のタオルハンガー4本が標準装備されています。
「限られたスペースのなか、すっきり収納できて本当に助かっています。収納量も十分で、棚の高さもちょうどよく、使い勝手がよいです。タオルを干す場所がないので、タオルハンガーも重宝しています」と満足そうな奥さま。扉を閉めた状態でタオルを取り出せるタオルボックスにボックスティッシュを逆さまに置き、すぐに取り出せるようにするなど、自己流の活用法も取り入れられています。
また、各居室の収納には、レスフラットデザインのクロゼット折れ戸を採用。扉の上から下まで手掛かり部があるためお子さんから大人まで使用でき、とくに出っぱりの気になる動線上の収納扉に最適な製品となっています。主寝室には室内ドアに合わせてMW柄を、子ども部屋にはLN柄を選ばれました。とくに、女の子仕様の子供部屋には、洋服やかばんなどの小物類をたっぷり収納できるように、との配慮から1.5間用を採用。「いまはまだ物が少ないですが、これだけのスペースがあれば将来的にも安心です」(奥さま)。
さらに、玄関のシューズボックスには「キャビネスト」を採用。家具のようなデザインが特長で、オプションでフルフラットデザインに変更、取っ手はアイアンブラック色を選ばれました。扉デザインはリビングのドアと同じRH柄となっており、玄関周りもご主人好みの空間が実現しました。
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▲ 室内階段の踏板はフローリングと同素材でコーディネート。蹴込み板と側板はホワイトとし、アクセントをつけています
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▲ リビングとテイストを合わせた明るく開放的な玄関周り。シューズボックスとシューズクロークのドアもトータルコーディネートしています
EIDAIのショールームで各アイテムをじっくり見て触れて、納得の製品選びをされたS様ご夫妻。「色の感じなどカタログだけでは判断しきれない部分があったので、実物を見て決定することができるショールームに行ってよかったです。これから家づくりを検討されている方はぜひ、事前にショールームへ行かれることをおすすめします!」とのアドバイスをいただきました。