一見するとフローリングはどれも同じに見えますが、その構造から大きく2種類にわけられます。
合板などの基材に化粧単板を貼ったフローリングです。反りや縮みなど狂いが少なく、バリエーションが多いのが利点です。
一般に無垢(ムク)と言われるフローリングです。天然木そのままですので、木本来の美しさが表現できます。
複合フローリングは基材の組み合わせや塗装方法で様々な性能を持たせることができます。反りや伸び縮みが少なく施工が容易、デザインバリエーションが多いなどの利点があります。表面の化粧単板は薄単板から厚単板まであり、厚単板ならムクフローリングに負けない、木の質感が味わえます。健康面でもホルムアルデヒドなどの化学物質の基準が定められています。
単層フローリング(ムク)は天然木本来の美しさや質感を充分に味わえるのが魅力です。しかし、木の持つ特徴がそのまま現れるので、伸びて突き上げる、縮んですき間があくことが起こり得ます。また、表面には、節や入り皮などが入ることも多いといえます。それを自然の味わいとして受け止められるかを考える必要があります。最近では、高級感自然志向、健康志向などの理由から単層フローリングが徐々に増えています。
どちらも天然木の美しさを活かした製品です。それぞれの特性や性能の違いをご理解いただきお選びください。