2022.11.04 ニュースリリース
山口で2回目の開催
「みんなで車いすアメフトを楽しもう in 平生」
永大産業株式会社(本社:大阪市、社長:枝園統博)は10月29日、一般社団法人 日本車いすアメリカンフットボール協会(大阪市、糸賀亨弥代表理事)との共催で、山口県で第2回目となる「みんなで車いすアメフトを楽しもう in 平生」を開催いたしました。
この車いすアメフト(正式名称:Wheelchair Football)とは、同協会が開発したアメリカンフットボールをベースとするインクルーシブ・スポーツ(※)であり、名称に「車いす」とありますが、競技に「車いす」を使用するだけで、障がいの有無にかかわらず、その場にいる全ての人が参加できるという点が特長です。
当社は同協会とタッグを組み、2019年10月に山口県では初となるイベント「みんなで車いすアメフトを楽しもう in 平生」開催いたしましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、2020年、2021年は開催することができず、今回、3年ぶりの開催となりました。
当日は平生町の内外から、小さなお子様からシニアまで幅広い年齢層の方々が会場に訪れ、メインである車いすアメフト競技、車いすを使った介助のほか、鬼ごっこなどの遊びを体験していただきました。
参加者の関心も高く、当社では引き続き同協会の進める車いすアメフトの普及活動を支援していきたいと考えております。
※インクルーシブスポーツ:障がいのある人、ない人や年齢、性別にかかわらず、すべての人々を包括(Inclusive)したスポーツ活動のことをさします。
開催にいたった背景
当社は、子どもからお年寄りまで誰もが安全に使用でき、バリアフリーに配慮した建材「セーフケアプラス」の開発、販売を行っております。その「セーフケアプラス」の考え方の延長線上にあった「障がいの有無にかかわらず、競技者全員が大切である」という日本車いすアメリカンフットボール協会の考え方に賛同し、2018年から継続的な支援活動を行っております。
具体的な活動として、2018年11月と2019年3月に大阪府堺市で車いすアメフトの大会「永大カップ」を開催いたしました。2019年10月には山口県では初となるイベント「みんなで車いすアメフトを楽しもう in 平生」を開催いたしました。
同協会と当社では車いすアメフトの活動の幅を広げるため、当社の事業所のある山口県熊毛郡平生町で2回目となる開催を目指しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、2020年、2021年は開催することができませんでした。感染拡大が落ち着きを見せ始めた今年、3年ぶりに開催することができました。
当日の催しについて
当日は体温測定やアルコール消毒などで感染予防対策を万全に行ってイベントを開催しました。
まず初めに浅本邦裕平生町長に開会のご挨拶をいただき、その後、車いすを使った様々な遊びを通じた体験会を行いました。まず、車いすの操作に慣れることと車いすアメフトの基本動作をマスターする意味で、車いす鬼ごっこと車いすキャッチボール(パス&キャッチ)を行いました。
この後、参加者でチーム編成を行い車いすアメフトのゲームを行いました。また、別のコートではパラリンピックの公式種目の一つであるボッチャや、自作の障害物のコースを車いすで体験するスラロームも行われました。
参加者からは「スポーツタイプの車いすというものに初めて乗って、車いすに対する認識が変わった」「車いすを使って楽しいゲームができるということがわかった」「障害物のコースでは、車いすを押すより人力車のように引っ張る方が力が少なくて済むということがわかり、新たな発見であった」という声も聞かれました。
当日の様子
開催要項
■共 催:一般社団法人 日本車いすアメリカンフットボール協会、永大産業株式会社
■後 援:山口県熊毛郡平生町、平生町教育委員会
■日 時:2022年10月29日(土) 10:00~12:00
■場 所:平生町体育館(山口県熊毛郡平生町大字平生村241-2)
■イベント内容:車いすアメフト競技、ボッチャ、車いす障害物スラローム
■参加者 :興味がある方なら誰でも参加できます(見学も可)
■物品販売:平生町社会福祉協議会 指定就労継続支援事業所 あいあむ、NPO法人つばさ ワークショップ未来(平生町)
今後の展開
今回の催しに対し、参加した皆様から「車いすアメフトのことがよくわかった」との感想が多く聞かれました。当社ではこれらの声を糧に、今後もこうしたイベントを通じて、同協会の目指す車いすアメフトの普及活動を支援するとともに、地域の皆様と楽しめるイベントを継続してまいります。
<問い合わせ先>
永大産業株式会社 事業管理部
電話:06-6684-3062