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GREENLOAN REPORTING

グリーンローン レポーティング(環境改善効果報告)
ENボード株式会社

 永大産業株式会社(大阪市、社長:枝園統博)と日本ノボパン工業株式会社(大阪府堺市、社長:山本 拓)との合弁会社である、ENボード株式会社(=エンボード、静岡県駿東郡小山町、社長:藤本八郎)では、パーティクルボード製造工場の建設資金について、環境改善効果のある事業に限定した「グリーンローン」で調達することとし、2022年11月30日をもってこれを実施いたしました。

 永大産業グループでは、ENボード株式会社における木質ボードの生産に伴う未利用材の有効活用や木材資源の循環利用、さらに南洋材からパーティクルボードへの原材料転換を通じて、サステナビリティを巡る課題に積極的に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

プロジェクトの概要

 ENボード株式会社は、2019年5月22日に、永大産業株式会社と日本ノボパン工業株式会社の合弁会社として、パーティクルボードの製造を目的に設立されました。パーティクルボードの主原料は建設廃材を破砕した木質チップであり、木質材料を焼却処分することなく、製品としてマテリアルリサイクルすることで、森林資源の保全、低炭素社会の実現に貢献します。

 2022年11月17日にJIS認証を取得して以降、稼働を開始し、現在に至っております。

グリーンローンの概要

 実施したグリーンローンの概要は次の通りです。

契約締結日 2022年11月25日
アレンジャー/エージェント 株式会社りそな銀行
組成金額 143億円
借入期間 2022年11月から2037年11月までの15年間
資金使途 パーティクルボード生産工場の建設資金
評価機関 株式会社格付投資情報センター(R&I)

調達資金の充当状況

目的:ENボード株式会社 パーティクルボード生産工場の建設資金

借入日 2022年11月30日
返済期日 2037年11月30日
借入額 143億円
充当額 143億円
未充当額

環境改善効果 年度レポート

連続プレス方式による生産効率向上・利用エネルギー変更に伴うCO2排出量の削減

環境改善効果 = ( A - B ) × C
A:旧式(多段プレス式)における CO2排出量原単位※1 (t-CO2/PB製造t)
B:新式(連続プレス式)における CO2排出量原単位※2 (t-CO2/PB製造t)
C:新式(連続プレス式)における パーティクルボード製造量 (t/期間)

※1 旧式の数値として、永大産業 敦賀パーティクルボード工場素材工程の実績値(過去3年平均)を採用しますが、当該工程は、2023年8月をもって閉鎖となったため、2020~2022年度の実績値を採用しております。
※1※2 CO2排出量は「省エネ法」に準じた算出を行います。

環境改善効果(期間:2022年12月~)

(t-CO2/期間)

年度(期間) 環境改善効果(CO2排出削減量)
2022年度(2022年12月~2023年3月) 3,853
2023年度(2023年4月~2024年3月) 12,981
2024年度(2024年4月~2025年3月) (毎年10月頃報告予定)